外壁塗装を検討中の方必見!人気のクリア塗装とは スタッフブログ 2022.06.07 2022.04.22 外壁塗装を検討しているけど、「今の外壁デザインが気に入っているから変えたくないな」と思っている方もいらっしゃるでしょう。 近年では高品質な外壁だけでなく、デザイン性も高く、おしゃれな外壁も多数あります。外壁も色合いを変えると、住宅の印象が大きく変わってしまうため、出来れば変えたくないという方も多いです。 そのような方が、色合いが変わらない外壁塗装はないかと模索している方もいらっしゃるのでしょう。 そこで今回、外壁の色合いを変えたくない方に向けておすすめする「クリア塗装」について紹介します。また、クリア塗装の費用相場も紹介しますので、これから外壁塗装を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。 目次 クリア塗装とはクリア塗装の特徴とはクリア塗装メリットクリア塗装のデメリットクリア塗装の種類と費用相場とはアクリルクリア塗料ウレタンクリア塗料シリコンクリア塗料フッ素クリア塗料無機塗料クリア塗装の注意点クリア塗料できない素材劣化が進行している外壁クリア塗装は外壁が劣化する前に行いましょう。クリア塗装は専門業者に相談しましょうクリア塗料が向いている3つの外壁 サイディング外壁打ちっぱなしコンクリートモルタル外壁まとめ関連記事 クリア塗装とは クリア塗装とは、無色透明で下地が透ける塗料を使用した塗装方法のことをいいます。 透明であるため、従来の外壁の色合いやデザインを生かしたまま塗装することができ、保護やツヤ出し効果も持ち合わせています。 通常の色付き塗装をする場合、外壁の色合いに合ったデザインにすることはほとんど不可能でしょう。しかしクリア塗装をすれば、元々の外壁材の色合いのままとなるため、近年では人気が高まっている塗料です。 クリア塗装の特徴とは ではクリア塗装にはどのような特徴があるのでしょうか。 ここではクリア塗装のメリット・デメリットを紹介します。 クリア塗装メリット クリア塗装には3つのメリットがあります。 外壁のデザイン性を維持できる外壁の艶や光沢が出る外壁を保護してくれる 外壁のデザイン性を保てる 冒頭にもお話した通り、クリア塗装は外壁デザインを維持したま塗装することができます。 近年では外壁デザインにこだわった住宅も多く、そのままのデザインを維持したまま塗装を行いたい方も増えています。 また、古民家をリノベーションしたい方がクリア塗装を採用している方も多いです。古民家ならではの味わいを残しつつ、外壁を保護するために用いています。 そのため、クリア塗装はリフォームやリノベーションでも多く取り入れられている塗装方法の一つでもあります。 外壁にツヤが出る 無色透明のクリア塗装であるとはいえ、外壁に塗装すると光沢とツヤがでます。新築時の家の外壁を思い出してもらえれば、イメージしやすいと思います。 ただし、外壁のデザインに合わせてツヤを出したくないという方もいらっしゃるでしょう。 クリア塗装には「ツヤ有り」「ツヤ消し」「3分ツヤ有り」の3種類あり、ツヤを出したくない人や少しのツヤだけで良い人など、それぞれの用途に合わせた塗装をすることが可能です。 外壁を保護する クリア塗装はデザイン性の維持やツヤなどの美観性だけでなく、外壁を保護する機能を持ち合わせています。塗料を塗ることで、紫外線や雨水から外壁を守ってくれます。 ただし、クリア塗装にもたくさんの種類があり、製品によって機能性が異なるため注意しましょう。 クリア塗装のデメリット 一方でクリア塗装にはデメリットもあります。 ここでは3つのデメリットを紹介します。 目立つ外壁汚れは消えないどの外壁にも使えるだけではないコーティング部分には使えない 目立つ外壁汚れは消えない 外壁に黒ずみや汚れが残ったままクリア塗装をしたとしても、汚れが消えることはありません。そのため、外壁塗装をする前に汚れを落とす必要があるでしょう。 多くの方は高圧洗浄機などで汚れを落とすと思いがちですが、外壁が痛む要因にもなるため、必ず当社のような専門業者に相談するようにしましょう。 どの外壁にも使えるわけではない クリア塗装は一般的にサイディング外壁に適しており、光触媒やフッ素を用いた表面をコーティングした外壁には使用できません。 間違えて塗装してしまうと、ムラのある仕上がりとなってしまいます。さらに外壁が剥がれる要因にもなり、より外壁を傷つけることにもつながりかねません。 そのため自身の外壁材はクリア塗装できるかどうか確認してから塗装を検討しましょう。また外壁材の種類がわからないという方は、当社のような専門業者に相談してみてください。 コーキング部分には使えない 外壁と外壁材を繋ぐコーティング(シーリング)部分にはクリア塗装はできません。コーティング部分にクリア塗装をしてしまうと、コーティングの剥がれやひび割れが起こることにもつながる可能性があります。 クリア塗装をする際は、コーティング部分をマスキングテープや養生テープなどで覆うように施工する必要があります。 クリア塗装の種類と費用相場とは クリア塗装には下記の5種類あります。それぞれの特徴と費用相場を紹介します。 アクリルクリア塗料ウレタンクリア塗料シリコンクリア塗料フッ素クリア塗料無機塗料 アクリルクリア塗料 アクリルクリア塗料とは、アクリル樹脂を主成分とした塗料です。古くから使用されている塗料であり、歴史は長いですが、他の塗料の性能が高いため現在では使用されている方は少ないです。 しかし、どのクリア塗料より価格は安価な特徴があります。価格は1㎡あたり「1,000円~1,800円程」です。 また耐用年数は「5年~8年」であるため、何度か塗装し直す必要があります。 ウレタンクリア塗料 名前の通り、ウレタン系樹脂を主成分としている塗料です。アクリルクリア塗料より、塗膜の強度が強いため、耐久性は高くなります。その分価格もアクリルクリア塗料より高くなります。 ウレタン塗料の価格は1㎡あたり、「1,200円~2,000円前後」です。また、耐用年数は「8年~10年前後」となります。 シリコンクリア塗料 シリコンクリア塗料は「耐火性」「防水性」「対候性」に優れています。雨水や強風、紫外線に強いため、外壁の劣化を抑えることができます。 近年ではアクリルクリア塗料とウレタンクリア塗料より性能が高いため、人気となっている塗料です。 シリコンクリア塗料の価格は1㎡あたり「2,000円~3,000円前後」です。また、耐用年数は「10年~15年前後」となります。 フッ素クリア塗料 蛍石を原料とし、フッ素樹脂を配合とした塗料をフッ素クリア塗料と言います。シリコンクリア塗料より耐久性が高く、耐用年数も長い特徴があります。 しかし、価格が高額であるため、外壁の全範囲を塗装するとなると、大きな金額になることでしょう。 フッ素クリア塗料の1㎡あたりの価格は2,800円~4,500円前後であり、耐用年数は「15年~20年」となります。 無機塗料 上記の4種類は有機物を主成分とした塗料であるため、有機塗料となります。 無機塗料とは、鉱物やガラス、レンガなどの無機物を配合した塗料です。しかし原料の名前を見てわかる通り塗料として固いため、有機物も一部混合されています。 無機塗料は他の塗料と比べて一番耐久性が高いです。そのため価格も1㎡あたりの価格が3,500円~5,000円と高額です。 耐用年数は「20年以上」といわれています。 塗料種類1㎡あたりの費用耐用年数アクリルクリア塗料1,000円~1,800円5年~8年前後ウレタンクリア塗料1,200円~2,000円8年~10年前後シリコンクリア塗料2,000円~3,000円10年~15年前後フッ素クリア塗料2,800円~4,500円15年~20年前後無機塗料3,500円~5,000円20年以上塗料種類別1㎡あたりの費用と耐用年数の表 クリア塗装の注意点 元々の外壁デザインを生かしたまま塗装ができるクリア塗料ですが、塗装する際に注意することが4点あります。 クリア塗装できない外壁がある劣化が進行している外壁には使用できないクリア塗装は劣化前に行うDIYではなく専門業者に依頼する クリア塗料できない素材 先ほどもお伝えした通り、光触媒やフッ素を用いた表面をコーティングした外壁にはクリア塗装は使用できません。 塗装した場合、表面にしっかり塗装できず、外壁自体の耐用年数を下げてしまう要因にもなります。 また、外壁を触ると手が白くなるチョーキング現象が進行している外壁にも使用不可です。 万が一、チョーキング現象が起きている外壁にクリア塗装してしまうと、外壁が白ボケしたような状態となり、更に見栄えが悪化します。 劣化が進行している外壁 クリア塗装は外壁の塗膜を補うものであるため、補修するものではありません。 外壁にひび割れなどの劣化が発生している場合、その上からクリア塗装を行ってもひび割れは見えなくなるわけではありません。 外壁のひび割れが発覚した時は、クリア塗装をする前に、補修を行うにしましょう。 また、コーキングなどでひび割れ補修をした後は、先ほどもお伝えした通り、クリア塗装を行うことはできないので注意が必要です。 クリア塗装は外壁が劣化する前に行いましょう。 クリア塗装を行うベストタイミングは外壁が劣化する前に行うことです。 いざクリア塗装をしようと思っていても外壁にひび割れやコケなどが発生していた場合は、塗装する前に、その部分を対処しなければいけません。 そのため常に外壁に注視し、劣化していないか見極めることが大切です。しかし、ひび割れも外壁のデザインと間違える方も多いため、外壁の劣化を見極めるのは非常に困難です。 そのため、当社のような専門業者に定期点検などを依頼してみてはいかがでしょうか。 クリア塗装は専門業者に相談しましょう 塗装と聞くと「DIYで出来るかも」と思う方も多いのではないでしょうか? クリア塗装は外壁材との相性が非常に大切であり、塗料の選択から外壁材のひび割れや劣化状況を見極める能力が必要です。 「ぱっと見外壁にひび割れがないから大丈夫」と安易な考えでクリア塗装をしてしまうと、後々後悔することにもなり兼ねません。 また外壁塗装は高所での作業にもなるため、足場を設置して行うのが通常です。DIYで行う方の多くは、足場ではなく梯子を用いて作業します。 しかし、梯子では不安定であり非常に危険です。万が一の事故ということも考えられるでしょう。もしDIYで塗装を行うのであれば、必ず足場は設置するようにしてください。 しかし、外壁材にあった塗料の選択から足場の設置や段取りなどは専門的な知識は必要です。そのためまずは当社のような専門業者にぜひご相談ください。 クリア塗料が向いている3つの外壁 ではどのような外壁であればクリア塗装を行うことができるのでしょうか。 ここではクリア塗装が向いている3つの外壁を紹介します。 サイディング外壁打ちっぱなしコンクリートモルタル外壁 サイディング外壁 クリア塗装が最も適しているのが「サイディング外壁」です。 サイディング外壁にもたくさんの種類がありますが、多くのご家庭が採用しているのは窯業系サイディングでしょう。これはハウスメーカーや工務店などが多く取り入れているからです。 国内では約8割の家が窯業系サイディングを使用しており、多種多様なデザインがたくさんあります。しかし、クリア塗装であればどのデザインにも適しており、凹凸のある外壁にも塗装可能です。 打ちっぱなしコンクリート 打ちっぱなしのコンクリートは中性化しながら経年劣化をしていきます。さらに汚れも付きやすいため、コンクリートの表面を保護する必要があります。 クリア塗装をすることで、コンクリートの表面の耐久性を高めてくれる機能を持ち合わせているため、劣化を遅らせることが可能となるでしょう。 モルタル外壁 モルタル外壁はデザインやカラーのバリエーションが豊富です。 昭和の時代に流行った外壁ではありますが、現代となっては味のある外壁として、リフォームやリノベーションで人気となっています。 しかし、モルタル外壁の劣化は早く、雨風や紫外線によるひび割れや腐食などが発生しやすいです。 しかしクリア塗装を行えば、デザインを維持したまま塗装することができ、より耐久性を高めてくれることでしょう。 まとめ これまでクリア塗装の魅力と費用相場、使用できる外壁材について解説してきました。 クリア塗装は、元々の外壁のデザインや色合いを変えずに塗装できるため、近年リフォームやリノベーションでも人気があります。 しかし、クリア塗装の種類によって外壁材に合わないということもあるため、DIYで行うの非常に難しいでしょう。 また高所での作業は非常に危険です。大事故にならないようにするためにも、ぜひ当社へ相談してください。 関連記事