外壁に藻が発生する原因とは?対策や業者選びを紹介
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経年などの理由により、外壁に藻が発生することがあります。外壁に付いた藻は、ただちに大きなトラブルを引き起こすわけではありません。しかし、そのまま放置していると、景観が悪くなるだけでなく、雨漏りや構造躯体の劣化に影響する可能性があります。
そこで、今回は、外壁にもが発生する原因について紹介します。さらに、藻が発生したときの対策や、対応してくれる業者選びについても、併せて見ていきましょう。
外壁に藻が発生する原因
外壁に藻が発生すると、建物の見た目が悪くなってしまいます。とはいえ、そもそもなぜ外壁に藻が発生するのか、詳しい理由を知らない方が多いのではないでしょうか。
ここでは、外壁に藻が発生する4つの原因について、詳しく紹介します。
周辺環境
外壁に藻が発生するのには、さまざまな理由が考えられます。たとえば、家の周辺環境が原因で、外壁に藻が発生することがあります。
家の近くに川が流れていたり、森や山があったりする場合は、湿度が高くなり、藻が発生する可能性が高まるのです。周辺環境に起因するものなので、対処法はありませんが、定期的に外壁を点検することをおすすめします。
日当たり
周辺環境のほか、日当たりも藻の発生原因のひとつです。建物の北側は日当たりが悪いので、藻が発生しやすくなります。
また、四方が高い建物に囲まれていたり、ブロック塀などで覆われていたりすると、太陽の光が外壁に当たらず、湿度が高くなってしまって、藻が発生することも少なくありません。
風通し
風通しが悪い場所では、外壁に藻が発生することがあります。「日当たり」とほとんど同じ理由ですが、湿気が溜まってしまって、藻が成長しやすい環境になってしまうのです。
とくに、住宅密集地や、周辺に高い建物が建っている場合は、風通しが悪くなってしまうので、外壁に藻が発生することがあります。
経年
周辺環境や日当たり、風通しのほかに、経年が理由で藻が発生することも珍しくありません。
新築から一度もメンテナンスをしておらず、10年以上経過している場合は、外壁材の塗膜が劣化してしまって、防水性能が低下し、藻が発生するケースがあります。そのほか、外壁塗装メンテナンスをしたことがあったとしても、経年によって、塗膜の保護成分が薄れてしまい、藻が成長しやすくなることも少なくありません。
外壁に藻が発生したらどうなる?
周辺環境や日当たり、風通しや経年劣化などが原因で、外壁に藻が発生します。ただ、家の外観の見た目が悪くなるだけなら、とくに対策する必要はないと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、外壁に藻が発生すると、「雨漏り」「構造躯体への影響」「カビの発生」「害虫の繁殖」などのトラブルを引き起こす可能性があります。
ここでは、それぞれのトラブルについて、詳しく紹介します。
外壁に発生した藻が雨漏りを引き起こす
外壁に発生した藻を、そのまま放置していると、雨漏りを引き起こしてしまう可能性があります。というのも、外壁に藻が付いているということは、建物が水分で覆われているということになります。
外壁塗装の防水効果が低下していたり、コーキング材が劣化していたりする場合は、そこから水分が外壁材や建物内に侵入し、雨漏りを引き起こしてしまうことがあるのです。
構造躯体への影響
先述の通り、外壁に発生した藻によって、雨漏りにつながるケースも少なくありません。
雨漏りが深刻化すると、構造躯体に水が侵入して、木材などが腐食してしまうことがあります。一度、構造躯体に水が入り込むと、建物の劣化がどんどん進んでいき、大規模な修繕リフォームが必要になることがあります。
外壁に付いた藻によってカビが発生
外壁に藻がついていると、外壁材は常に水分に覆われている状態となります。そして、気温などの条件が合うと、外壁にカビが発生することがあります。湿気を好むカビが発生すると、どんどん繁殖してしまって、カビの面積が増えていきます。
外壁にカビが発生すると、人やペットなどの健康被害につながるため、できるだけ早い段階で対応しなければなりません。
害虫の繁殖
外壁に発生した藻によって、害虫が繁殖してしまうケースがまれにあります。ヤネホソバという有毒な害虫は、コケや藻を食べる性質があるので、藻が付着している屋根や外壁に発生することがあるでしょう。
ヤネホソバは、有毒な害虫であり、触れると皮膚炎などを引き起こす可能性があります。そのほか、ダニやシロアリの発生原因ともなるので、外壁に付いた藻は早急に対応することをおすすめします。
外壁に藻が発生したらどうすればいい?
外壁に付着した藻を放置していると、雨漏りやカビ、害虫などの発生原因となります。大きなトラブルになる前に、外壁のもが発生したら、すぐに対策を取ることが大切です。
ここでは、外壁に藻が発生したときの対処法を詳しく紹介します。
藻が発生した箇所を洗浄
外壁に藻が発生したら、コケ取りを行い、しっかりと洗浄することが大切です。外壁材を入念に洗浄し、藻を除去することで、見た目が綺麗になるだけでなく、藻の発生を抑制できる可能性が高まります。
とはいえ、外壁材の種類によっては、目地などに藻がこびりついてしまって、なかなか取れないケースも少なくありません。また、2階建て以上の建物の場合、高い場所に付着している藻については、手が届かないことから、しっかりと洗浄できないこともあるでしょう。
そのため、藻が発生した箇所を洗浄しなければならないときは、プロの専門業者に相談することをおすすめします。
塗装して保護する
藻が発生した箇所を洗浄しただけでは、十分な対処法とはいえません。洗浄しただけだと、時間の経過によって、藻が再発することがあります。
そのため、藻の再発を防ぐためにも、外壁塗装を行い、外壁材を保護する必要があります。外壁塗装をすれば、防水効果が復活するため、藻が付きにくい状況を作ることが可能です。
なお、外壁塗装をDIYでするのはおすすめできません。適切な方法で外壁塗装しなければ、施工不良により、塗膜がすぐに剥がれたり、本来の防水効果が発揮できなかったりするケースがあります。
したがって、外壁塗装については、プロの専門業者に相談しましょう。
外壁塗装業者を選ぶときに押さえておきたいポイント
藻が発生したまま放置していると、雨漏りやカビ、害虫の発生につながります。
そのため、外壁に付着した藻の対策や対処法については、できるだけ早く外壁塗装専門業者に相談することをおすすめします。
とはいえ、外壁の藻の除去作業に対応している塗装専門業者がたくさんあることから、どこに依頼すればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは、外壁塗装業者を選ぶときに、押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
信頼できる業者かどうか
藻の除去作業やコケ取りに対応している外壁塗装業者を選ぶときは、第一に信頼できる業者かどうかを判断することが大切です。業者によって、藻の除去作業にかかる費用に違いがあるだけでなく、対策や保証が異なるケースも少なくありません。
外壁に付いた藻を除去するための施工費用をできるだけ抑えたいとはいえ、信頼できない業者であれば、頼まないほうがいいでしょう。実際、外壁塗装業者の中には、悪徳業者が紛れこんでいることもあり、工事が終わったあとに不当に追加費用を請求してくるといったトラブルも発生しています。
悪徳業者にひっかからないためにも、信頼できる業者かどうかをしっかりと見極める必要があります。とはいえ、どうやって信頼できる業者かを見極めればいいのかわからない方がほとんどでしょう。
まずは、外壁塗装業者のホームページを確認することが大切です。ホームページがあるかどうかはもちろん、代表者やスタッフの写真が掲載されているかどうかに加え、定期的に更新されているかもチェックしておきましょう。
悪徳業者の場合、ホームページを持っていなかったり、ホームページがあったとしても更新されていないということも少なくありません。ホームページが更新されていないと、業者の状況がわからないので、信頼できる業者かどうかを判断しにくくなります。
そのため、まずは外壁塗装業者のホームページがあるかどうかに加え、しっかりと更新されているかを確認するところからはじめましょう。
実績がある業者かどうか
実績がある業者かどうかを見極めることも大切です。ホームページには、過去の施工事例が掲載されていることが多いので、しっかりと実績があるか確認しましょう。
また、施工実績を見て、どのような工事がされているのか、どういうスタッフが対応しているのかなども、確認することをおすすめします。
そのほか、Google口コミなどの実際のレビューも見ることで、業者の状況やリアルな評判を知ることが可能です。
相見積もりを取る
外壁塗装業者を選ぶときは、可能な限り、相見積もりを取ることが大切です。複数の外壁塗装業者から見積もりを取ることで、おおよその相場感がわかるだけでなく、どういうところにお金がかかっているのかがわかるでしょう。
また、業者によって金額の出し方や、施工費用に違いがあることから、見積書を見比べて、じっくりと検討することが大切です。
もちろん、金額だけで業者を選ぶのはリスクが高いです。業者によっては、保証制度を用意していたり、施工前後の対応に違いがあったりすることから、見積もり金額だけでなく、保証やアフターサービス、スタッフの対応なども含め、総合的に検討することをおすすめします。
なお、「街の屋根屋さん、外壁屋さん」では、今お持ちの見積書の無料診断を行っています。他社様の見積書の見方や、金額が適正かどうかなどの診断を行っているので、お気軽にご相談ください。そのほか、埼玉県内の優良店を無料でご紹介しています。
まとめ|外壁に発生した藻は専門業者に相談しよう!
今回は、「外壁に藻が発生する原因は?」をテーマに、藻の発生原因に加え、放置するとどういったトラブルが発生するのかについて解説しました。
外壁の藻は、周辺環境や日当たり、風通しなどが原因で発生します。そして、外壁の藻を放置していると、建物の見た目が悪くなるだけでなく、雨漏りやカビ、害虫の発生につながります。
そのため、外壁に藻が付着しているのを見かけたら、できるだけ早く専門業者に依頼することが大切です。
なお、「街の屋根屋さん、外壁屋さん」では、鶴ヶ島市を含む埼玉県内で優良な外壁塗装業者や職人を無料でご紹介しています。外壁に付着した藻の対応はもちろん、屋根や外壁のことであれば、どのようなことでもお気軽にご相談いただけます。
また、Google口コミで高評価を得ている業者や、コストパフォーマンスの高い業者など、さまざまな優良店を無料で紹介しているので、ぜひご相談ください。