外壁塗装の剥がれって何?原因や対策を徹底解説!
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これまでに一度も外壁のメンテナンスをしたことがなく、そろそろ点検を依頼しようと思われている方も多いのではないでしょうか。また、外壁を見ていると、塗装が剥がれているのを見つけたという方もいるでしょう。
そこで、今回は、「外壁塗装の剥がれって何?」をテーマに、塗装の剥がれの原因や対策を解説します。
外壁塗装の剥がれとは?
外壁塗装の剥がれとは、文字通り、外壁の塗膜が剥離することをいいます。外壁塗装が剥がれると、見た目が悪くなることはもちろん、雨漏りやカビ、藻の発生原因となるので、早急な対応が必要です。
「外壁塗装は剥がれるの?」と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、意外とよくある現象なのです。
築年数が古い家の場合、外壁の塗装が剥がれているのを見かけることも珍しくありません。
外壁塗装が剥がれる理由
外壁塗装が剥がれることで、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。ただ、なぜ外壁塗装が剥がれるのか詳しくはわからない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、外壁塗装が剥がれる2つの代表的な理由を詳しく見ていきましょう。
経年劣化
外壁塗装が剥がれる原因のひとつとして、「経年劣化」が考えられます。とくに、新築から一度もメンテナンスしていない家の場合、10年以上経過していると、塗装が剥がれることがあります。また、外壁塗装などのメンテナンスをしていたとしても、使用している塗料の寿命が来ると、塗膜が剥がれるケースも少なくありません。
経年劣化による塗装の剥がれは、塗料の寿命が原因であることから、完全に防ぐことはできません。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。
施工不良
外壁塗装の剥がれの主な原因は経年劣化ですが、築年数が8年未満であったり、外壁塗装の施工をしてから1年以内に塗装が剥がれてしまったりした場合は「施工不良」が原因の可能性が高いです。
外壁塗装で使用する塗料の種類によるものの、寿命が短い塗料であっても4年以上の耐久性はあります。もちろん、建物の状態や立地環境、日当たりなどの条件によっては、4年未満で劣化してしまうケースもあるでしょう。
しかし、外壁塗装をしてから、1年未満に塗装が剥がれるというのは、塗料の寿命ではなく施工不良が原因であるといえます。
外壁塗装が剥がれたらどうなる?
外壁塗装が剥がれる主な原因は経年劣化です。そのほか、外壁のメンテナンスをしてから、1年以内に塗装が剥がれる場合は、施工不良が原因であると考えられます。
とはいえ、そもそも外壁塗装が剥がれると、どういった影響があるのでしょうか。
ここでは、外壁塗装が剥がれることで生じる3つのトラブルを見ていきましょう。
雨漏り
外壁塗装が剥がれているということは、外壁材を守るための塗膜がないということであり、紫外線だけでなく雨の影響を受けてしまいます。というのも、外壁材は、外壁塗装による塗膜によって保護されており、防水性が保たれているのです。
外壁塗装が剥がれると、外壁材を守るための塗膜がなくなってしまい、そこから雨水が入り込んでしまう可能性が高まります。
雨漏りによって、室内の湿度が高まり、カビやダニの発生原因となります。そのほか、構造躯体に水が入り込むと、躯体が腐食してしまって、家の寿命に大きく影響を及ぼす可能性があるのです。
外壁塗装の剥がれは、家の見た目が悪くなるだけでなく、雨漏りという重大なトラブルを引き起こす可能性があることを理解しておきましょう。
カビの発生
先述の通り、外壁塗装が剥がれると、雨漏りが発生する可能性があります。雨漏りによって、建物内や外壁材に水分が滞留し、カビが発生するケースも珍しくありません。
カビは、家の劣化を進めるだけでなく、人やペットの健康にも影響を及ぼします。外壁塗装の剥がれによって雨漏りを引き起こし、カビが発生すると、さまざまなトラブルが起きかねません。
外壁塗装の剥がれの対策
外壁塗装が剥がれると、雨漏りやカビの発生など、さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。外壁塗装の剥がれによるトラブルが発生する前に、何かしらの対策を取る必要があるでしょう。
ここでは、外壁塗装の剥がれの対策について詳しく紹介します。
DIY
昨今はDIYブームということもあり、家のメンテナンスなども自分で行うという方も多いのではないでしょうか。外壁塗装についても、DIYで補修したいと思う方もいるかもしれません。
たしかに、外壁塗装の剥がれについては、DIYで補修できる可能性はあります。しかし、洗浄や下地処理に加え、塗装から乾燥など、適切な手順と方法で作業しなければ、施工不良となってしまい、再び塗膜が剥がれることがあります。
外壁塗装の経験がある方であれば、DIYで補修するのもいいでしょう。しかし、適切な方法で外壁塗装できなければ、すぐに塗装が剥がれて、雨漏りに繋がるケースも少なくありません。
また、2階建て以上の建物の場合、高所作業が伴うことから、危険が伴います。したがって、外壁塗装の剥がれの補修をDIYで行うことは、あまりおすすめはしません。
専門業者に依頼
外壁塗装の剥がれの補修には、専門的な知識が必要です。正しい方法と手順で補修しなければ、すぐに塗装が剥がれてしまい、再施工が必要となってしまいます。
そのため、外壁塗装の剥がれを見つけたら、専門業者に依頼することをおすすめします。
外壁塗装専門業者は、塗装剥離などの外壁のトラブルの補修に慣れているため、適切な方法で作業してくれるでしょう。
外壁塗装の剥がれの修理にかかる費用相場
外壁塗装が剥がれていたら、できるだけ早く補修することをおすすめします。
とはいえ、外壁塗装の剥がれの修理に、どれくらいの費用がかかるのかわからない方が多いでしょう。ここでは、外壁塗装の剥がれの修理に係る費用相場を詳しく紹介します。
修理は建物の大きさによる
外壁塗装の剥がれの修理費用は、建物の大きさによって変わることが一般的です。というのも、外壁の面積が広いほど、使用する塗料の量が増えるだけでなく、作業時間が多くなることから、その分費用が高くなってしまいます。そのほか、2階建てよりも3階建てのほうが、補修にかかる費用が高いケースが多いです。外壁塗装工事では、足場を組むことが一般的であり、足場代がかかってしまいます。平屋よりも2階建て、2階建てよりも3階建てのほうが、足場代が高くなるので、外壁塗装の剥がれの修理に係る費用が上がります。
外壁塗装の剥がれの修理は塗料の種類による
外壁塗装の剥がれの修理にかかる費用は、建物の大きさに加え、使用する塗料の種類によっても変わります。
外壁塗装で使用する塗料には、さまざまな種類があり、それぞれ耐久年数や金額に違いがあります。一般的には、耐久年数が長いほど、金額が高くなる傾向があるでしょう。
そのため、高耐久の塗料を選ぶと、想像よりも外壁塗装の費用が高くなることも少なくありません。
とはいえ、高耐久の塗料を選べば、メンテナンス頻度が少なく済むことから、結果的にお得になるケースもあります。たとえば、5年耐久の塗料で3度外壁塗装をするよりも、15年耐久の塗料を使って1回だけで済ませるほうが、トータルでかかる費用を抑えられる可能性が高いです。
まとめ
外壁にはさまざまなトラブルが生じることがあり、外壁材の表面の塗膜が剥がれ落ちることも珍しくありません。外壁塗装が剥がれる主な原因として考えられるのは、「経年劣化」と「施工不良」です。
外壁塗装が剥がれているのを、そのまま放置していると、防水性がない状態となっており、雨水が入り込んでしまった雨漏りが発生するケースも少なくありません。そのため、外壁塗装が剥がれている場合は、できるだけ早く対処したほうがいいでしょう。ただし、DIYで補修する場合は、適切な手順や方法で作業しなければ、施工不良が原因で、すぐに塗膜が剥がれてしまうリスクもあります。
したがって、外壁塗装の剥がれの種類は、専門業者に相談することをおすすめします。なお、「街の屋根屋さん、外壁屋さん」では、鶴ヶ島市を含む埼玉県内における外壁塗装の優良店をご紹介しています。さらに、建物の無料調査にも対応しており、外壁の状態を詳しくお調べいたします。
外壁や屋根のメンテナンスでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。