【DIY外壁塗装】プロが教える!一部だけやる方法や失敗しないための道具選びと下地処理
DIYで外壁塗装をしてみたいけど、「やり方がわからない」、「失敗が怖い」と感じている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、現役の外壁塗装職人が自分でやる方法について詳しく解説。手順から道具の選び方、「一部だけ」実施する方法などについて完全網羅で解説していきます。
しっかりとポイントをおさえておかないと、取り返しのつかない失敗につながることもあるので、ぜひこの記事を通して理解を深めてください!
1. はじめに~DIY外壁塗装の現状と注意点~
外壁塗装は、ご自宅の美観を維持し、建物の耐久性を高めるために非常に重要なメンテナンス作業です。
プロに依頼する方法が一般的ですが、近年ではDIYで外壁塗装に挑戦する方も増えています。
DIYの最大の魅力は、コストを抑えながら、自分の手で家を生まれ変わらせる達成感を得られることです。
しかし、DIYでの外壁塗装は、専門的な知識や技術、そして何よりも安全への配慮が不可欠です。
特に、高所作業や塗料の取り扱いには危険が伴います。
DIY外壁塗装を成功させるためには、以下の点を押さえておくことが重要です。
これらのポイントをしっかり理解し、無理のない範囲で進めることが、失敗しないDIY外壁塗装への第一歩となります。
2. DIY外壁塗装を成功させるための道具選び
道具選びのポイントについて解説していきます。
(1) 主要な塗装道具の種類と特徴
外壁塗装では、作業工程に応じて様々な道具が使用されます。
主な塗装道具の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
ローラー:
塗装作業の約8割を占める最も主要な道具です。外壁の平滑な部分の塗装に広く使われます。
羊毛ローラー(ウールローラー): 柔らかい繊維で、既存の模様を潰さずに均一に塗料を塗布できます。毛足の長さ(短毛・中毛・長毛)によって適した箇所が異なります。
砂骨ローラー: 塗料を多く吸い込み、厚塗りや粘度の高い塗料の塗布に適しています。
その他: 模様付けや脱泡など、特殊な用途に用いられるローラーもあります。
刷毛(はけ):
ローラーでは届かない細かい部分や、継ぎ目、角などの塗装に不可欠な道具です。
平刷毛、筋交い刷毛、寸胴刷毛、目地刷毛、隅切り刷毛など、形状や用途によって様々な種類があります。
毛の種類も、溶剤系塗料には獣毛(馬、ヤギなど)、水性塗料には化学繊維が使われるなど、塗料に合わせて使い分けられます。
スプレーガン:
塗料を吹き付けて塗装する方法で、均一な仕上がりや作業時間の短縮が期待できます。ただし、シンナーの臭いや周囲への飛散に注意が必要です。
これらの道具を適切に使い分けることで、外壁塗装の仕上がりが大きく変わります。
(2) DIYだからこそ!選び方のポイント
DIYでの外壁塗装は、プロの業者とは異なる視点で道具を選ぶことが成功の鍵となります。
ご自身の体力や作業ペース、そして塗装する面積や外壁の素材に合わせて、最適な道具を選びましょう。
ローラーと刷毛(ハケ)の使い分け
ローラー: 広い面積を効率的に塗装するのに適しています。塗料を均一に含ませ、ジグザグに塗布した後、隙間を埋めるように縦横に転がすのが基本です。
刷毛(ハケ): 細かい部分や凹凸のある箇所、窓枠などの塗り分けに活躍します。幅広の平刷毛や、細かい部分に使いやすい目地刷毛など、用途に応じて複数種類揃えると便利です。
塗料の選び方
下塗り塗料: 外壁材と上塗り塗料の密着性を高めるために不可欠です。DIYでは扱いやすい水性シーラーがおすすめです。
上塗り塗料: 耐久性や価格、機能性(防汚性など)を考慮して選びます。ウレタン樹脂系やシリコン樹脂系は、コストパフォーマンスと施工のしやすさからDIYに向いています。
その他の重要アイテム
養生シート・テープ: 塗料の飛散を防ぎ、周囲を汚さないために必須です。窓やドア、植木など、塗装しない箇所は念入りに養生しましょう。
高圧洗浄機・洗剤: 塗装面の汚れをしっかり落とすことで、塗料の密着を高め、剥がれを防ぎます。
ご自身のスキルや作業環境に合った道具を選ぶことが、仕上がりの美しさだけでなく、作業の安全性にも繋がります。
(3) 競合記事に見る道具選びのポイント
DIYで外壁塗装に挑戦される方が増えています。
ご自宅の美観を保ち、建物の耐久性を高めるために外壁塗装は非常に重要です。
DIYのメリットは、なんといってもコストを抑えられる点です。しかし、プロに依頼するのと違い、ご自身で全てを行うため、いくつかの注意点と成功のためのポイントを押さえておく必要があります。
DIY外壁塗装で成功するために、以下の点を意識しましょう。
これらのポイントをしっかり押さえることで、コストを抑えつつ、ご自身の力で家をリフレッシュすることが可能です。
本記事では、初心者の方でも安心してDIY外壁塗装に挑戦できるよう、具体的な手順や注意点を解説していきます。
3. 失敗しないための下地処理の重要性
下地処理は失敗を防ぐうえで非常に重要です。
ポイントを見ていきましょう。
(1) 外壁塗装における下地処理の役割
外壁塗装において、下地処理は仕上がりや耐久性を大きく左右する非常に重要な工程です。
たとえるなら、家づくりにおける「基礎工事」のような役割を担っています。
下地処理の主な役割は以下の通りです。
これらの下地処理を怠ると、せっかく高品質な塗料を使用しても、早期に塗膜が剥がれたり、ひび割れが再発したりするなど、期待通りの効果が得られず、結果的に早期の劣化を招く可能性があります。
塗装工事の品質の良さは、下地処理の質に大きく左右されると言っても過言ではありません。
(2) DIYでできる基本的な下地処理の手順
DIYでもできる基本的な下地処理の手順を以下にまとめました。
これらの下地処理を丁寧に行うことで、塗料がしっかりと外壁に密着し、仕上がりの美しさと耐久性が格段に向上します。
(3) 下地処理を怠ると起こるトラブル
下地処理を怠ってしまうと、以下のような様々なトラブルが発生する可能性があります。
塗装が剥がれやすくなる
古い塗膜や汚れが残ったまま塗装すると、塗料が外壁にしっかり密着せず、早期に剥がれてしまうことがあります。
外壁のひび割れが広がる
クラック(ひび割れ)を適切に補修しないまま塗装しても、その隙間から雨水などが浸入し、ひび割れがさらに進行・拡大してしまう恐れがあります。
塗料の吸い込みムラが発生し、仕上がりが悪くなる
外壁材の種類によっては、凹凸や劣化具合によって塗料の吸い込みやすさが異なります。下地調整が不十分だと、塗料が均一に吸い込まれず、色ムラやツヤのばらつきが生じ、美観を損ねてしまいます。
塗装の耐久性が著しく低下する
上記のような問題が複合的に発生することで、せっかく塗装しても本来期待される耐久年数よりも大幅に早く劣化が進み、再度の塗り替えが必要になるなど、結果的にコストがかかってしまうことも少なくありません。
これらのトラブルを防ぎ、長持ちする美しい外壁塗装を実現するためには、丁寧な下地処理が不可欠です。
4. 【実践】外壁塗装の「一部だけ」やる方法
外壁塗装は、家を長持ちさせるために非常に重要なメンテナンスです。
しかし、すべての箇所が同時に劣化するわけではなく、部分的に劣化が進むケースも少なくありません。
例えば、日当たりの良い面だけが色褪せたり、特定の箇所にひび割れが発生したりすることがあります。
このような場合、家全体の美観や保護のために、特に劣化が著しい部分だけを補修・塗装したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
また、増改築を行った際に、新しい部分と古い部分で塗装のタイミングがずれてしまうこともあります。新しい部分はまだ塗装の必要がないため、既存の部分のみを塗装するという選択肢も考えられます。
さらに、給湯器の交換などで外壁に塗装されていない部分が生じた場合や、一部の外壁材が非常に耐久性が高く、全面塗装の必要がないケースなど、状況によっては一部だけの塗装が合理的な選択となることもあります。
作業手順:部分塗装の進め方
ここでは、部分塗装を成功させるための具体的な手順をご紹介します。
①塗装箇所の選定と範囲の決定
まず、どの部分を塗装するのか、その範囲を明確に決めます。劣化が目立つ箇所や、美観を損ねている部分などを中心に、必要な範囲を検討しましょう。
②周囲への塗料の飛散防止(マスキング・養生)
塗装しない部分や、近隣への塗料の飛散を防ぐために、マスキングテープやマスカー、ブルーシートなどを活用して丁寧に養生を行います。特に、窓やドア、植栽など、塗料が付着すると困る箇所は念入りに保護することが大切です。
③下地処理(該当箇所のみ)
塗装する箇所に合わせて、汚れやカビ、藻などを高圧洗浄機やブラシで洗い落とします。必要に応じて、コーキングの補修も行いましょう。
④塗装(塗料の選定と塗り方)
下地処理が終わったら、いよいよ塗装です。部分塗装の場合は、周囲の壁との色合わせも考慮して塗料を選びます。ローラーや刷毛を使い、ムラなく丁寧に塗り進めてください。一般的に、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本となります。
5. 足場なしDIY外壁塗装の危険性と代替策
「足場なしでも何とかなるのでは?」と安易に考え、DIYで外壁塗装に挑戦しようとされる方もいらっしゃいますが、実際には足場を設置しないことによるリスクは非常に大きく、仕上がりの質や作業効率はもちろん、安全面にも大きな影響を及ぼします。
特に高所作業となると、転落事故のリスクは無視できません。
足場なしで外壁塗装を行うことの危険性は、主に以下の点が挙げられます。
(2) 足場なしで塗装する際の代替策
足場を設置せずに外壁塗装を行う場合、いくつかの代替策が考えられます。
ただし、いずれの方法も安全には十分な配慮が必要です。
長柄ローラーの活用:
持ち手が長いローラーを使用することで、手が届きにくい高所への塗装が可能になります。
縦塗り用のローラーを選ぶ、または既存のローラーを改造するなど、状況に応じて工夫が必要です。
はしごや脚立の使用:
はしごや脚立は、足場に比べて安価に準備できます。
特に脚立は自立するため、はしごよりも安定性が高く、安全に作業しやすいでしょう。
しかし、はしご・脚立ともに安定性に欠けるため、作業中の落下リスクは避けられません。安全帯の着用は必須となります。
無足場工法の検討:
ロープとハーネスを使用し、屋根などから吊り下げて作業する方法です。
移動の手間が省けるため、効率的な作業が可能ですが、専門的な技術と知識が不可欠であり、DIYでの実施は非常に困難で危険が伴います。道具や費用も高額になる傾向があります。
これらの代替策は、足場設置費用を抑えることはできますが、安全面でのリスクが高まることを理解しておく必要があります。
(3) 足場設置を業者に依頼する方法
DIYでの外壁塗装を安全かつ効率的に進めるために、足場設置を専門業者に依頼するのは最もおすすめの方法です。
費用はかかりますが、安全性の確保と作業効率の向上という大きなメリットがあります。
足場設置を業者に依頼するメリット
安全性: プロが設置するため、落下事故や倒壊のリスクを大幅に軽減できます。
作業効率: 安定した足場は、高所での作業をスムーズにし、塗装ムラを防ぎます。
飛散防止ネット: 塗料の飛散を防ぐネットも設置してもらえるため、近隣への迷惑を最小限に抑えられます。
依頼時の確認事項
業者に依頼することで、DIYの負担を減らし、より高品質な外壁塗装を目指すことができます。
6. DIY外壁塗装における注意点とまとめ
DIYでの外壁塗装は、費用を抑えながら住まいをきれいにできる魅力的な選択肢です。
しかし、プロのような仕上がりを目指すためには、いくつかの重要な注意点があります。
まず、塗料の選定です。外壁材の種類や周辺環境に適した塗料を選ぶことが、塗装の耐久性や美観を左右します。
例えば、耐久性を重視するなら、厚い塗膜を作れるローラー工法に適した塗料を選ぶと良いでしょう。
また、塗装の工程における「乾燥時間(インターバル)」の遵守は非常に重要です。
下塗り、中塗り、上塗りといった各工程の間に十分な乾燥時間を設けないと、塗膜の密着不良や剥がれ、白濁といったトラブルの原因となり、せっかくのDIYが台無しになってしまう可能性があります。
一般的に、塗装の乾燥には温度や湿度も影響するため、時期を選んで作業することも大切です。
さらに、塗装面での仕上がり(光沢差)や塗膜の膨れといった、DIYで起こりがちな失敗例とその原因を理解しておくことも、成功への近道となります。
これらの注意点を踏まえ、安全に、そして丁寧に作業を進めることが、DIY外壁塗装を成功させる鍵となります。
7. DIY外壁塗装が難しいと感じたならプロに任せるのもおすすめ
ここまでDIY外壁塗装の危険性や注意点について解説してきましたが、やはりご自身での作業は難しいと感じる場合もあるでしょう。
特に、高所作業は慣れていないと想像以上に危険であり、わずかな足場の不備や体勢の崩れが大きな事故につながる可能性があります。
せっかく費用と時間をかけてDIYを行っても、仕上がりに満足できなかったり、かえって補修費用がかさんでしまっては本末転倒です。
もしDIYでの外壁塗装に不安を感じたり、難しいと感じた場合は、無理せずプロの塗装業者に依頼することをおすすめします。
私たちプロに任せることで、安全性はもちろん、美しい仕上がりと長期的な耐久性が期待できます。
おうち工房
住所:埼玉県鶴ヶ島市富士見1丁目19−30 エーデルバウ栄和
住所:埼玉県鶴ヶ島市富士見1丁目19−30エーデルバウ栄和
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